神戸芸術工科大学 芸術工学部
プロダクト・インテリアデザイン学科 3年 小谷久美
人間の嗅覚は鋭いものであり、生活の中で欠かせません。そこに着目し、一人暮らしの学生の生活リズムが作られないかと考えました。
不規則な時間に食べる学生をターゲットにし、ご飯のいい匂いで食欲がそそられるよう食堂を入り口の手前に配置しました。食堂をメインに考え、香りが広がるよう円型にし一階はドアを設けないことで二階、三階に香りが届きます。その香りで学生達が食堂に集まり、学生同士で会話が生まれコミュニケーション力が養われる仕組みになります。
一階は公共、二階は各学生の部屋、三階は屋上広場になり、ゆったりとした空間になります。
左から一階、二階、三階の平面図になります。一階は食堂以外にトイレ・大浴場・当校の各学科自習室を設けています。二階は各学生の部屋があり、ランドリールームを完備しています。全体的に白を基調とし、まっさらなキャンパスに見立て学生の自由な発想を促すようにしています。
食堂は学生同士で集まりにぎやかなイメージがありますので色を使用し表現しています。